看護師あるある~内科編~

以前、「みんなわかりみが強すぎる?!私も経験ある!看護師あるある」をご紹介いたしました。
内科は外科に比べて忙しくないと思われる方もいらっしゃいますが、精神的な負担はどの科であっても大きく差は開きません。外科に比べると時間に追われてバタバタすることが少ないだけで、その代わり、さまざまな疾患の患者さんがおられるため、幅広い看護スキル、鋭い観察力、患者さんとのコミュニケーションが求められることもあります。内科で必要なスキルは、どの診療科で働いても必要なものでもあります。 今回は看護師あるある内科編をお送りいたします。

1. 診療科がわからない時はひとまず内科受診

特にクリニックの内科を訪れる患者さんに多いのが、「どの診療科にかかればいいのかわからない」と来院される方です。「熟睡できない」「歯が痛い」「足の痛み・腰の痛み」などの症状の方もいらっしゃります。まずは患者さんの症状をしっかり観察・拝聴します。状況次第で他院紹介などの対応もします。内科の専門を通り越して、診療しています。

診療科がわからない時はひとまず内科受診

2. 患者さんと長期のお付き合い

病棟には、慢性疾患を根気強く治療を続けている患者さんもいらっしゃるため、入院が長期化するのも内科病棟の特徴です。そのため、時間をかけて信頼関係を築くことが多く、患者さんの性格を理解した上で、血管が蛇行している・細いなどの特徴も把握済みということも。

患者さんと長期のお付き合い

3. マスメディア・SNSの影響力

ご高齢の方の多くはテレビや新聞から、若年の方はインスタグラムやYouTube等のSNSや動画から健康情報を収集しています。サプリメントや健康食品の大量摂取、医療の本や民間療法など患者さんの健康を害していることもあります。サプリメントや健康食品であれば、該当の品をお借りして、成分を調べることも。

マスメディア・SNSの影響力

4. 患者さんから謝礼をわたされそうになる

患者さんの中には、入院・手術などでお世話になった医療関係者へ「謝礼」をしなくてはならないと思う方もいらっしゃるようです。特にご高齢の患者さんやご家族の方にその傾向が強いようです。
事例としては、看護師は入院していた患者さんにお時間をいただいて拝聴することがあるかと思いますが、中には退院時にお金や商品券等を準備されている方もいます。
もちろん看護師を始め医療関係者は受け取ることはできないので、丁寧にお断りしてお返しします。看護師には当たり前の行動でも患者さんにとっては感謝していただけることを知ると嬉しい気持ちになりますね。

患者さんから謝礼をわたされそうになる

内科は外科と違った忙しさや大変さがあります。また患者さんとの距離が近く、付き合いが長くなり、コミュニケーションが盛んです。患者さんが症状をうまく伝えられないときに看護師はしっかりと関わり、患者さんとコミュニケーションを図りながら、医師や管理栄養士、薬剤師などの医療関係者と連携を取りながら日々看護にあたるかと思われます。

看護は患者さんの健康・生命に関わるお仕事ですので、やりがいや充実感がある一方、責任の重さや緊張感で神経をすり減らしストレスも多いお仕事です。
「看護師あるある」をみて気晴らしや少し笑って肩の力を抜いて楽しんでいただけたら幸いです。


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