患者さんの立場になって考えるということは本当に難しいことです。1日を病室で過ごすということは、とてもストレスを感じると思います。特に寝たきりの患者さんは病室の天井や壁を見つめる日々を過ごしています。
　点滴管理やバイタルサイン測定等は大切な看護ですが、患者さんの1日の中で新しい風を吹きこむことも重要な看護だと考えています。患者さんとコミュニケーションをとったり、触れ合ったりする関わりが精神的な援助として重要となってきます。
　また、療養の手助けをするためには、さまざまな角度から患者さんを看る力が必要です。先輩看護師から「患者さんの状態を観察・アセスメントし、適切に判断すること、それが国家資格です」と言われ、とても身が引き締まったことを覚えています。

　精神的な面でも助言を受けることができ、アセスメント力と判断力を養う基礎を学ぶことができる病院です。