私は前まで勤めていた病院をやめて、いろいろな疾患の集中治療を看れるところを探していたところ、当院が候補にでてきてそのまま入職を決めました。
集中治療室での勤務は初めてでしたが、個人が既に持っている「看護」というベースに、プラスする形でどんどん取り入れることができます。
以前勤めていた病院は循環器に特化した専門病院だったので、そのような専門病院から大きな総合病院に転職することは、正直不安でした。
循環器以外に関してはほとんど何も分からなかったので、自分で一から勉強し直しましたが、当院には教えてくれる人がいて、怒ってくれる人がいたので、本当に良かったです。

それと、転職前は人間関係についても不安な面はありましたが、委員会やICUの病棟も明るく良い人ばかりで、仕事の時はしっかり気持ちを引き締めて、何かイベントをするときは和気あいあいとしているので、不安もすぐに消えていきましたね。

　現在は教育担当を任されており、新人ナースの教育スケジュールを考えていますが、教育担当者として、一人ひとりをしっかり見ること、声をかけてあげることを大事にしています。
見てもらっているという感覚があれば安心感にも繋がり、声をかけていくことで普段から聞きやすい状況を作り出してあげるようにしています。
また、新人ナースにはローテーション教育を取り入れており、希望する科を3つ回ることができるので、希望分野を体験してから自分の道を考えることができるようになっています。

新人ナースには技術ももちろん大事ではありますが、患者さんに対する姿勢や声のかけ方、環境整備など、看護学校で基礎看護と呼ばれている土台をしっかりと作り、その上にたくさんの知識・技術などを積み上げていけるよう関わっていきたいと思っています。