大分赤十字病院(日本赤十字社) | ナスナス 看護師・看護学生のための就職情報サイト
九州 / 大分県 / 大分市千代町3-2-37

大分赤十字病院 (日本赤十字社)

総合病院 300床以上500床未満
診療科目
呼吸器内科消化器内科循環器内科腎臓内科肝・胆・膵内科糖尿病・代謝内科神経内科外科整形外科脳神経外科消化器外科血管外科歯科口腔外科救急科小児科泌尿器科リウマチ科放射線科病理診断科麻酔科皮膚科歯科矯正歯科眼科産婦人科リハビリテーション科腎・泌尿器センター肝胆膵センター
大分赤十字にきて良かったと看護師や患者さんに思ってほしい
大分赤十字病院 (日本赤十字社) 九州 / 大分県 / 大分市千代町3-2-37 松田英子
役職
師長/主任
卒業校
埼玉赤十字看護専門学校
大分赤十字病院の教育は日赤のキャリアラダーにのっとって教育企画をしています。
レベル1、2、3…と段階を踏んで教育をしていくのが特徴ですね。
加えて管理者には管理者ラダーというものがあり、赤十字には国際ラダーというのもキャリアラダーに入っています。

大枠は日本赤十字社の教育体制がメインですが、それに基づいて当院オリジナルの研修を組み込む形ですね。
大分赤十字だと…例えば「卒後3年目の看護研究」というものがあります。
これは入職して患者さんのことを自分で考えながら捉えられるようになり、一人前の看護師として成長した3年目に、研究的視点でまとめる力を養うという研修です。

これは当院オリジナルの研修なので教育の特徴ですね!
看護師が各個人で自分に関心のあるテーマを選び、先輩看護師や共同研究者が支援者としてパートナーを組みます。
さらに病棟の師長や係長がサポートをしながら、年に一回発表会を行います。

これは私自身の感想になりますが…
3年目のみんなは自分が興味を持ったことをちゃんと追求しようとしているなと感じますね。まとめる力もすごくあるなと思います。
文章を論理的にまとめられるし、パワーポイントを使ってのプレゼンの力がしっかりある。病棟や部門のサポートもしっかりあるなと思います。

現在は現状の研修内容がそのままでいいのか、もう少し段階的に整えた方がいいのか検討している所です。
あと私が新人さんと関わる場合、メンタル面へのアプローチが大切だと思っています。声掛けは随時行っているのですが、面談を適切な時期に、定期的に行えたらなと思っています。

新人さんからは、「できない自分に気づいた…」という相談が多いですね。
4月は先輩看護師に一生懸命ついていくんですけど、少しずつできる技術が増えていくと今度はそれができないというので落ち込むようです。
病棟では話せないということや、ちょっとプライベートに踏み込んだお話もするので心が落ち着いて安心して仕事ができる環境を作るのが大事かなと思っています。

みんな大分赤十字病院の一員なので、「こんな所に来なきゃよかった」とならないように、「ここで働いてよかったな」と思ってほしい。だからこそ1年かけて新人のサポートをしていくのが私の役目だと感じます。


また、新人さんと向き合う上で心掛けていることは、良かったことや嬉しかったことを通して「相手を承認する」ことですね。
1度でも承認してもらったことがあるとそれをきっかけに伸びて行った看護師もたくさん目にしたことがあります。
「自信をつける」ということはその看護師だけでなく、働くすべての看護師に影響すると思います。


私は子供のころにベトナム戦争や難民の映像を見て人の役に立ちたいと思ったのがきっかけで看護師になりました。
埼玉の専門学校に通いそのまま埼玉の赤十字病院に勤めました。
その後転勤制度を使って当院に何年か勤めた後、休職して大学に進学しました。
日赤には幹部看護師研修があり、1年間通っていたのですが、そこで出会った方々が通信教育などで大卒の資格を取っているのを見て刺激を受け、進学し看護管理を専攻したんです。
その後復職しましたが、今度は院に行った同級生に刺激を受けて。その時は退職して赤十字の大学院に進学しました。

進学したことにより人間関係や視野の幅が広がりましたね!
大学院時代の先輩で看護部長・副部長になっているかたもいらっしゃるし、そういう方にお話ししたり相談できるのは貴重です。
様々な領域の人たちと友人になったことで「勉強したりチャレンジすることが大事だな」と思えます。
師長になって教育に関わるようになると、研究の支援とか助言を求められることが増えたり、他の研修を行っているスタッフがいるとそこに対するアドバイスも出来ますし、物事の見方が少し変わったかなと思います。

今は病棟を離れたので、患者さんやご家族の方と接する機会がないのは少し寂しいですね。ありがとうと言ってもらえるのもうれしいですし、お話することで人として成長させてもらえるなと感じます。
また、看護師になって一人ひとりの意思を尊重し大事にすることを学びました。看護部の理念にもありますが、それを実践し患者さんやご家族にも「この病院に入院してよかったよ」と思ってもらいたいです。

「何か力になりたい」と思ったときに実践できるのは看護師です。
自分がされて良かったこと、してもらえてよかったことができますし、この病院を見ていると看護師みんなにその気持ちがあり、優しいと思います。

一人ひとりに向き合い看護師として成長したい人にとって、この病院はぴったりだと思います。

病院概要

所在地 〒870-0033 大分県 大分市千代町3-2-37
TEL 097-532-6181
FAX 097-533-1207
病床数 340床
診療科目 呼吸器内科消化器内科循環器内科腎臓内科肝・胆・膵内科糖尿病・代謝内科神経内科外科整形外科脳神経外科消化器外科血管外科歯科口腔外科救急科小児科泌尿器科リウマチ科放射線科病理診断科麻酔科皮膚科歯科矯正歯科眼科産婦人科リハビリテーション科腎・泌尿器センター肝胆膵センター
看護配置基準 7対1
救急指定 2次救急
URL http://www.oitasekijyuji.jp/

バス ・JR「大分駅」前から大分交通バス(新川経由行き)に乗車、「日赤病院前」で下車 徒歩3分