心に寄り添った声かけをしたい
藍野病院 藍野花園病院 青葉丘病院 (医療法人 恒昭会) 関西 / 大阪府 / 茨木市高田町11-18 宮井 香陽子
役職
経験3年目以上
卒業校
看護学校

<青葉丘病院 所属>

青葉丘病院はお仕事だけでなく、自分の時間を大切にしたい人にぴったりだと思います。休みも取りやすく有給も消化しやすい。さらに残業もあまりしない方針を病院側が提示してくれているのでプライベートの時間が充実することが魅力だと思います。

私自身、3歳と1歳の子どもがいて2か月前に復帰してきたところなんです!
育てやすい環境が整っているので育児を犠牲にしなくていいですよ。みんなすごくフォローしてくれるので、ブランクある人や子育て世代にもすごくいいと思います。

青葉丘病院では最初ヘルパーとして働いていました。
その当時は学生でドラマの影響などで、看護師ってかっこいいなぁ…と。ヘルパーとしての勤務だったのですが、やっぱり看護師への思いは消えなくて。
姉も看護師なのですが、その姿を見ていた…ということもあり「よし!頑張ってみよう」と学校へ通いました。

看護師になってからの目標はたくさんあります!ここは療養型で看取りが多いので、ホスピスなどにも関心があります。逆に人間が生まれてくる瞬間にも携わりたいと思うし…いっぱいあってすいません(笑)

そんな風にたくさんの目標ができたのも、患者さんの看取りに携わり、自分自身の生き方を見つめ直したからかもしれません。看取りは患者さん自身の生き方の主張でもあるのですが、ご家族の意向で治療が進められることが多くあります。
みなさんの意思を尊重するためには何が最善なのか…といつも自分に投げかけています。

そんな中で心がけている部分は声かけですね。
1秒でも長く一緒にいたいけれど、1秒でもしんどい思いはして欲しくない…ご家族の葛藤がある中で看護師は一番、声が届く位置にいます。面会に来られている際にお話をしたり、どんな方でしたか?と尋ねたりしながら、元気な頃を思い出して頂き、看病を前向きにとらえて頂きたいですね。とても難しいですが…。

私自身、先日祖母が亡くなり家族側の立場になったときに、亡くなるその現場で看護師さんが「もう止まります」とおっしゃいました。もう答えることはできなくても最後まで耳は聞こえていると聞いたことがあるのでとても切なくなりました。
「もう呼吸、止まりそうですね」というよりも、それだったら「近くで声かけてあげてください」とか、もっと患者さんに寄り添った別の声かけがよいなと強く感じて。
看護師になってから初めて家族側になり、改めて「言葉ってとても大事で、ずっと残るものなんだ」と感じました。
きっと亡くなるご本人の耳にも残るだろうし、ご家族にも残るものなのでしょうね。