娘が小さい頃、体が弱くて入退院を繰り返していました。
毎日病院に通っていた時に色んなお子さんと接していると、みんな目をキラキラさせていました。
この子たちの力になりたいなと思ったのが看護師を目指したきっかけです。

看護師さんたちはどれだけ忙しい状況でも、子供たち一人ひとりと目線を合わせて話していた姿をよく覚えています。
患者さんに寄り添える看護師は魅力的で素敵だなと思いました。
私もいつも「患者さんのために何かできることはないか」と考え、関わるように心がけています。そんな中で、患者さんに名前を覚えて頂いたり、笑顔を見られたときは今日も頑張ろう！と思えます。
やっぱり笑顔を見られたときに一番やりがいを感じますね。

病棟にはターミナルの方も時々いらっしゃって、この患者さんに「何をしてあげられるのか」と考えさせられます。いつもこれで良かったのか…と。
一人ひとりの患者さんとの関わりや経験を次の看護につなげる努力をしています。
それでも、心の中で何か引っかかっている時は、主任さんや師長さんに相談しています。どんなに忙しいときでも時間を作って話を聞いて下さり、「自分のときはこうだったよ」というようなお話やアドバイスをいただいています。
言いやすい環境を作ってくださっているので、すごく心強いです！
私は、本当にマイペースで、「やっていけるのかな」という状態から始まりましたが（笑）、プリセプターさんが手取り足取り…1から丁寧に教えてくださいました。

一年目の時、「看護技術や日常の業務を教えるだけでなく、村司さんの心のケアもしていこうと思っている」と言ってくださり、何でも話せる環境を作ってくださいました。厳しい意見ももちろんありましたが、その後に絶対できている部分も教えてくれてカバーをしてくださるので、そのおかげで今頑張れています。本当に暖かく見守ってもらってきました（涙）

先輩方に言われて一番嬉しかったことは、私自身のんびり屋なところがあり業務を回すのも早くできないのですが、「いつも丁寧に1人ひとりやっていることはみんな知っているから、自分のいいところは残してこれからもやったらいいからね」と認めてくれる言葉を言われたときに「見てくださっていたんだ！」とすごく嬉しかったです。
そんな皆さんと一緒に看護ができることにすごく感謝しています。

10年後もやっぱり初心を忘れずに、自分の家族がこうしてもらいたいなと思える看護ができるようにしたいです。
患者さんのニーズを考えて、患者さんに寄り添える看護師になっていたいです。