vol.05 社会医療法人美杉会 在宅・介護施設看護部長 朝比奈 由美子
「その人らしさ」の生き方がありありとみえる訪問看護。看護の正解は無限にあると感じています。
美杉会の訪問看護の特徴を教えてください。
美杉会の訪問看護・在宅医療の特徴は何といっても規模ですね。
訪問看護ステーションは全国平均では一事業所に約5名くらいなのですが、こちらはグループ全体で看護師が24名、利用者さんの数も380名前後いらっしゃいます。
在宅医療部は佐藤医院、みのやま病院と併せて看護師11名、利用者さんは580名、地域としては枚方市、八幡市、交野市、京田辺市と広範囲になっています。
規模が大きいことによって助け合えるんですよね。スタッフ自身も助け合えるし、患者さんのニーズにも応じやすい。みんなでニーズに応じながら…ということが可能な事が大きな特徴です。
もう一つは職種関係なくみんな仲が良く、チームで団結しているところ!
グループの中に色んな施設があって、色んな職種のプロがいるので患者さんに早く情報提供ができますね。
また自分たちの患者さんが入院や入所、デイサービスやショートステイを利用することになっても、気になればご様子を見に行くこともできるし、患者さんを一貫して見守ることができるのも強みです。
訪問看護ステーションは全国平均では一事業所に約5名くらいなのですが、こちらはグループ全体で看護師が24名、利用者さんの数も380名前後いらっしゃいます。
在宅医療部は佐藤医院、みのやま病院と併せて看護師11名、利用者さんは580名、地域としては枚方市、八幡市、交野市、京田辺市と広範囲になっています。
規模が大きいことによって助け合えるんですよね。スタッフ自身も助け合えるし、患者さんのニーズにも応じやすい。みんなでニーズに応じながら…ということが可能な事が大きな特徴です。
もう一つは職種関係なくみんな仲が良く、チームで団結しているところ!
グループの中に色んな施設があって、色んな職種のプロがいるので患者さんに早く情報提供ができますね。
また自分たちの患者さんが入院や入所、デイサービスやショートステイを利用することになっても、気になればご様子を見に行くこともできるし、患者さんを一貫して見守ることができるのも強みです。
患者さんとの関わりの中で印象的なことはありましたか?
ある患者さんの最期の場面で、患者さんのそばにいて見守ることしかできずに寄り添っていました。そうすると、開眼することも言葉を発することもできない状態の患者さんが私の手を優しくさすってくださった。
その瞬間のことは今でも忘れられないですね。その後、患者さんの娘さんも元気な姿を見せて下さって良かったなと思いました。
病院だと在院日数が短くて、その方の個性ってなかなか見えずらい。でも訪問看護だと、家に行くのでその人の在りようが即座にわかります。
写真や賞状がかざってあったり、お花が生けてあったり…そこをきっかけに「その人らしさ」を理解し療養していくために何が必要なのか考えられることができるんです。
訪問看護の魅力は何でしょうか?
団結力ってゆうのかな、すごいです(笑)
お医者さんと看護師だけじゃなくて、ヘルパーさんやご近所の方とも関わってやっていかなくてはいけないので。
例えばユニフォーム来て利用者さんと歩いていたら、「この人あなたたちが来てくれたら元気なんよ」とか、「夜に出歩いてちょっと心配なんよ…」などご近所の方から教えて頂けたりします。
新聞屋さんにも、「何日も新聞が溜まっていたら教えてくれませんか?」とお願いするときもあります。
関わる人が多い分、コミュニケーション能力にもたけていないとできないですから、団結力もその一部なんでしょうね。
力を入れて取り組んでいることはありますか?
退院支援ですね。 去年、佐藤病院において訪問看護・在宅医療部門の師長が病院の退院調整カンファレンスに参加する取り組みをしました。病院の看護師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフなど多職種でのカンファレンスを毎日するんですが、そこに在宅チームとして私たちが行くようにしたんです。
高齢の患者さんが入院されて、もう退院できないかも…という流れになった時、同じような方でお家に帰っていただいた例をお話することで退院できたことも何回もあります。
薬を飲み忘れたり一気に飲んでしまったりする患者さんに、日めくりカレンダーを作って飲めるようにしたりとかね。
知らないと最初の選択肢として介護老人保険施設などを選んでしまいがちですが、退院して自宅に帰る方法が本当にないのか、色々な工夫をしていくためにも交流を続けていけたらいいなと思いますね。
医療の専門家として守ることさえ守れば、在宅での看護は無限大。アイディアをみんなで出し合えて楽しいですよ。
高齢の患者さんが入院されて、もう退院できないかも…という流れになった時、同じような方でお家に帰っていただいた例をお話することで退院できたことも何回もあります。
薬を飲み忘れたり一気に飲んでしまったりする患者さんに、日めくりカレンダーを作って飲めるようにしたりとかね。
知らないと最初の選択肢として介護老人保険施設などを選んでしまいがちですが、退院して自宅に帰る方法が本当にないのか、色々な工夫をしていくためにも交流を続けていけたらいいなと思いますね。
医療の専門家として守ることさえ守れば、在宅での看護は無限大。アイディアをみんなで出し合えて楽しいですよ。
看護師として心掛けていることは?
看護職って自己主張だけでも、患者さんのことだけでも、どちらか一辺倒ではダメなんですよね。
自分が思ったことと、患者さんが求めていることを行ったり来たりしながら医療職としての「折り合い」をつけて患者さんが選択したいと思える方法を提案できることが大切だと思うんです。
看護学校のときの先生たちの教えというのは土台なので、そのことを教えて下さった先生方には今でも感謝しています。
当院の魅力と言えばグループ全体でのチームワークだと思うんです!
患者さんとの繋がりですが、一緒に働く仲間との繋がりができ、患者さんに提供する方法の引き出しをいっぱい持てる。沢山の引き出しを持っている人と出会ったほうが患者さんにしたら得じゃないですか。
その引き出しをたくさん持てる環境が揃っています。人材の豊富さと知識を集大成している美杉会だからこそですね!