具体的にどう書いたらいいの?実は苦手な人が多い看護実習記録の書き方
看護師を目指す人なら誰もが必ず経験する看護実習。
                        学内実習や院内実習など色々あるかと思いますが、意外に看護実習記録をどう書いていいかわからないという方が多くいらっしゃいます。
                        今日はそんな方へわかりやすい実習記録の書き方を伝授いたします!
 
                    POINT① 実習記録はステップを意識して作成しよう!
 
                    実習で好成績をとるためには、実習記録を充実させることが最も大切です。
                        ただ情報をたくさん書けばいいという事ではなく、患者様の病態を正しく理解し「個別性」=「具体性」を上手に盛り込むことが必要になります!
                        そのためにはまず情報収集が必要不可欠です!
                        担当する患者様の病歴や既往歴、病状の把握とこれまでの経過を事細かく確認していく事が大事です。
                        
                        そのためにはただ面と向かって質疑応答をするのではなく、患者様の表情や様子、身の回りの環境やベットサイド等からも情報収集しましょう。
                        ここでのコツは頭の中で文章化するのではなくしっかりと関連図にしましょう!
                        そうするとその情報が必要なものか不必要なものかがしっかりと頭の中で整理できると思います!
POINT② アセスメントはしっかりと!
 
                    S情報(患者様の発言)とO情報(検査などから得られた事実)をただしく理解し関連付け、それを基に様々な文献や参考書を基に根拠を調べていきましょう。
                        もし情報が不足している等があれば翌日に情報収集をすれば大丈夫!
                        焦らず判断することも大事です!
                        ただ「つらそうだった」「元気そうだった」などの感想にならないようにだけ注意しましょう!
                        重要なのは今ではなく「現在の状態から今後どうなっていくのか」という予測や、リスクに対する自分の考え、予測をしっかりと記述するという事です。
POINT③ 頭の中の関連図を具現化しよう!
 
                    POINT①の最後でも説明したように、頭の中の関連図を具現化していきましょう!
                        参考書や先輩、看護師さんのアドバイスも貰いながら作っていきましょう!
                        その際に付箋を使用したり、文字の色分け、付箋の色分けで統一しても見やすくなります。
                        
                        まずは状態関連を真ん中に書いたうえでその次に起きる可能性のある症状やその影響を考えていきます。
                        病状の悪化だけではなく、家族構成や本人の治療への姿勢、入院後の変化などその患者様個人個人の背景や思考を記入してみるとその患者様特有の問題点が出てくることもあります。
POINT④ 看護目標・看護計画をしっかりと整える
 
                    看護目標・看護計画の最大のポイントは「誰が見ても理解できるか」です。特に数値や回数などは具体的に記入しましょう。
                        また疾患だけをみるのではなく、POINT③でも話した患者様の環境や家族構成をしっかりと把握することもここでは大事になってきます。
                        患者様の個別性をしっかりと理解し、他の疾患もとらえたうえで書くとより個々が理解できるものになりますよ!
                いかがでしたでしょうか?
                思ったことや感じた事を文字にするのは簡単そうで難しい作業です。
                関連図を頭で描いていても実際に書き出してみると矛盾が生じたり、肝心なことが書かれてなかったりと最初はあるかと思いますが、今は看護学生向けの参考書もたくさんありますので是非色々なものを見て、聞いて学んでくださいね!
                
