採血の基本!採血手技をマスターしよう!
採血の前に
準備するもの
- トレイ
- 採血用ホルダー
- 採血針
- 真空採血管
- 駆血帯
- 針廃棄BOX
- 止血用テープ
- 採血用枕
- 処置用防水布
- 手袋
- ゴミ袋
- アルコール綿

血管を探そう!
血管の走行を覚えることは、正確に採血ができるための基本!
人によって、神経や血管の走行は違って、はじめはわかりにくいけれど、良~く探せば必ず見つかります。



採血の手順
①患者さんのお名前の確認
とっても基本的なことだけれど、とっても大切なこと。
ミスが無いよう、必ず患者さんご自身に名乗ってもらいましょう!
不安になっている患者さんもいるので、お名前の確認や採血管を確認している間にリラックスしてもらえるような声掛けがあれば、よりgoodです!

②必要な物品を確認し、手指を消毒
③患者さんに安楽な体位をとってもらう
一人ひとりにとって安楽な体位になってもらいましょう。
座っている場合は腕の高さ、ベッドに仰向けになっている場合はベッドの高さに注意しましょう。

④駆血帯を巻く
採血部位から約7~10cm中枢側に巻きます。
きつく締めすぎると患者さんに痛みを与えたり、血が返りにくくなるなど患者さんの負担になるので注意が必要。また、長時間巻いていると採血データに影響が及ぶので、駆血時間は1分以内を目指そう!
⑤いざ採血!

手袋を装着し、採血部分を消毒してからいよいよ採血!
この時に大切なのが患者さんへの声かけです!
緊張を少しでも取ってあげてくださいね。
採血は皮膚を引き伸展させ、利き手でホルダーをつまむようにして持ちます。しっかりと固定してね。
皮膚との角度が15~20°になっていることがベスト!
⑥針を抜く
必要な量が取れたら、まず駆血帯を外しましょう。
駆血帯を外したうえで、アルコール綿をあてた状態で針を抜きます。そしてすぐに圧迫!
しばらくそのまま圧迫し、止血が確認出来たら、テープや絆創膏をはりましょう!
⑦採血後は…
患者さんに終わったことを伝え、針は針廃棄BOXに処分しましょう。置き忘れなどには注意して!
手袋を外して、消毒をしたのち、抗凝固剤の入ったスピッツを5回以上、優しく転倒混和させましょう。
振るんじゃなくて、上下を逆さにして混ぜてね!
お疲れ様でした!
以上が採血の基本になります。
はじめは緊張してしまうけれど、回数を重ねるごとにスムーズにできるようになるはず!
ゆっくり、落ち着いて取り組みましょう!