新人ナースの登竜門!先輩ナースからの試されているかもしれない質問パート1

看護師として仕事をしていく中での新人あるあるとして聞くのは先輩ナースさんから指導受ける指導の際の質問攻め!
もちろん先輩ナースさんはなぜそれをしないといけないのか!なぜ必要なのか!注意点にしっかり目をむけているか!などを確認したいのですが、それでもやっぱり急に質問をされてしまうと緊張しちゃいますよね。
知っているのにうまく言葉に出せなかったり、ほんとはわかっているのに説明できなかったり。
今日はそんな先輩ナースさんからの質問攻めにも冷静に答えられるよう予習をしていきましょう!!

Q1 患者の観察は何のため?

新人ナースとして最初に受け持つのが病棟という人は少なくありません。そこで必要なのが患者さんの日ごろの観察。
観察をしっかりと行う事によって患者さんのちょっとした変化にも気付く事が出来る為、患者さんの異常の早期発見に繋がったり、その時に何が必要かすぐ判断する事が出来ます。

解答例

なのでもし、この質問をされたら

患者さんに異常があったときすぐに気づくことができます!

よりも

普段の患者さんを観察することで小さな変化にも違和感を覚えることができますし、その結果体調の異常や新たな病状、病気などの早期発見、予防ができます!

と答えた方が先輩からほめられるかも?!

Q2 なぜ入院前の環境や家族構成を知る必要があるの?

十人十色というように性格だけではなく食生活や習慣など、どの面においても100%ほかの人と同じなんてことはありえません。
だからこそしっておかないといけないのが入院に至るまでの環境。
そして病気を治す上で入院中は看護師さんや担当医がサポート、アドバイスしてくれるのは大前提ですが、退院するとそのサポートをしてくれるのは家族の皆さんになります。
誰が一緒に住んでいるのか、常に家族どなたかはそばにいるのか。
そういったところを知って初めて自宅での看護計画が作れるのです。

解答例

なのでもし、この質問をされたら

入院前の環境を知ることで習慣や食生活で改善が必要なところがわかります!
また家族構成を知ることで退院後の看護計画もお話しできます!

よりも

食生活や、日常習慣、職業などを入院前の環境を知ることで患者さんの健康状態を様々な角度で把握でき、その結果日常生活に悪影響を与える可能性の高い問題点などを改善できる可能性があります。
また家庭環境や家族構成を知ることで今後の治療方針や退院後の環境に合わせた治療方法、今後のサポート方法などご家族に負担が少ない環境を提案し相談することが可能です!

と具体的に説明したほうがわかりやすいですね!

Q3 看護記録が必要な理由は?

看護記録は看護師さんが行った看護行為とその目的、必要性の判断などを詳細に書いた大切な記録です。
様々な部署がある病院ではこの看護記録はカルテと同様にとても重要な役割を果たします。これがないとしっかりとしたケアはできないといっても過言ではないでしょう。

解答例

だからこそ、この質問をされたときは

看護記録を書くことによって今まで行ったケアがわかり、情報共有ができます

よりも

看護記録には基礎情報だけでなく、問題リストや看護計画、経過記録、看護サマリーが記載されているので、看護記録を作ることで様々な科と情報共有するができ、色々な視点から今後の計画を患者さんの状態に合わせて常に対応することができるようになります

の方がより丁寧に見えますね!

Q4 採血でぜったいしてはいけないことは?

採血など穿刺する場合は、利き腕とは逆にする方がいいとよく言われますが採血する場合には絶対してはいけない場所があります。(動脈にしてはいけないというのはこの質問以前の問題なので省略いたします。)
それは、麻痺側、シャント造設またはシャントがあるところ、点滴をしている側、もともとに痛みがある箇所、そして穿刺した後針の方向を変えることです。

解答例

もしこの質問をされたときは上記のまま回答してもいいと思います!ですが、もちろんなぜしてはいけないのかも同時に覚えていた方がいいですね!ぜひ覚えておきましょう!

  • 麻痺側・・・採血は血を取るだけでなく神経障害がないかの確認も兼ねているので正常な箇所から採血する必要があります
  • シャント造設またはシャントがあるところ・・・採血時の穿刺で血管を潰してしまう可能性があります。もしこのようなことになってしまうと造設できなくなってしまうので避けましょう!
  • 点滴をしている側・・・点滴は基本静脈で行うため同じ側で採血すると点滴の成分が混じってしまい正確な判断ができなくなります
  • もともと痛みがある箇所・・・穿刺することで悪化してしまう可能性があります。

そしてどこに穿刺した後でも絶対に中で針の向きを変えない!!
もし血管に当たらなくても絶対に変えずそのまま一旦抜く!

「あ、この人採血失敗したな。」と思われるかもしれませんが、中で方向を変えると最悪組織を傷つけ、正中神経麻痺や末梢神経障害を起こしてしまいます!

Q5 意識レベルの確認が必要な状況は?

意識障害は脳の重篤な機能障害を意味し、生命が危険にさらされている場合が多いので特に迅速な対応が必要になります。そのためにも意識レベルの確認を素早く行うことが大事になります。

解答例

もし、この質問をされたときは

倒れていたり、意識が朦朧としている場合です!

よりも

倒れている患者さんはもちろんですが、普段と違うと感じた時や、お話が普通に出来ない、視点が合わない等どんな場面でもおかしいと感じた時にも意識レベルを確認します!

という方が具体的でいいかもしれませんね!

いかがでしたか?新人ナースへ質問してどの程度の理解があるのかを先輩から試される事が働いていくとあるかもしれません。
初歩的な事から難易度の高いものもあるかもしれませんが事前にどんな事を聞かれるのか準備出来ていると少し安心ですね。

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