Q1　脳卒中リハビリテーション看護の認定資格を取得しようと思ったきっかけは何ですか？
　入職時より脳神経外科看護に携わる中で、脳卒中の患者さんは急性期における観察や看護がその後の回復に大きな影響をもたらすと実感しました。脳卒中看護の知識や技術を深め、脳卒中を発症した患者さんのADLやQOLの向上に努めたいと考え、資格取得を目指しました。

Q2　資格取得までに努力した事や工夫された事を教えて下さい。
　教育課程の受験時は、勤務をしながら勉強する時間を作らないといけないので大変でしたが、毎日少しずつでも勉強することを意識して取り組みました。
また、教育課程で共に学んだ仲間全員で試験問題を作り合いました。全員合格を目指し、教育課程卒業後も協力し、励まし合い試験に取り組みました。
おかげで全員合格することができました。

Q3　資格を取得する際の、病院のバックアップ体制について教えて下さい。
　研修期間中は公費出張扱いで、費用面は全面的に病院の支援がありました。また研修中に病院の資料が必要となった際には、すぐに対応してもらえ安心して研修に臨むことができました。

Q4　どのような時に資格を取って良かったと感じますか？
　病態に応じ急性期から早期離床などに取り組むことで患者さんの反応やADLが向上したときです。患者さんのわずかな反応の変化や、できるようになったことを患者さんとだけではなく、家族や共に看護をするスタッフ、医師など多職種と共に喜ぶことができるところが脳卒中看護の楽しさの一つだと思います。
　また、所属部署や病院内はもとより院外でも活動することができ、脳卒中の患者さんのQOLの向上について参加者と一緒に考えることができたときです。

Q5　同じ資格取得を目指している方へ、応援メッセージをお願いします。
　脳卒中を発症した患者さんには長期にわたり専門的な支援が必要となります。患者さんのADL、QOL向上へ向けて看護の力を発揮する場面は多くあります。病院内にとどまらず地域も含め認定看護師が果たすべき役割はたくさんあると思います。一人でも多くの仲間が増え、脳卒中看護の質を向上させることができればと思います。一緒に頑張りましょう。