私は大学病院勤務、教職を得て、平成22年より宝塚市立病院でお世話になっています。緩和ケア認定看護師として１３年目になりますが、そもそも緩和ケアに興味を持ったのは、近親者をがんで亡くし、人が存在することの意味を深く考える体験をしたことからです。その経験は患者様やご家族の苦しみに寄り添う看護に活かされていると感じています。

私は、緩和ケア病棟開設時から働いていますが、開設当時はがん患者さまとご家族との関係性を築くことや、症状マネジメントに苦慮していました。一人では何もできない無力感を感じたこともありましたが、スタッフと共に頑張ってこれたこと、患者さまやご家族からの「ありがとう」と言ってもらえる言葉が何よりもやりがいに繋がっています。

現在、認定看護師として、がんの痛みや身体症状の緩和のアセスメントをスタッフに伝え、最期まで苦痛なく過ごせるように日々、チームで実践していく役割を担っています。チームでの実践を通して、スタッフの感性を引きだすことを大切にしていますし、時には自分自身の成長に気付くことも多く、まだまだ頑張らないといけないなと思います。

緩和ケア病棟のスタッフはとても優しく、明るいです。業務が忙しいときこそ、スタッフは笑顔で一生懸命に患者様へのケアにとり汲んでいます。よろしければ、一緒に緩和ケア病棟で患者さまやご家族の看護実践しながら、専門知識を学びましょう。もちろん、週休2日なので、海外旅行に行くなどのリフレッシュもできますよ。　
是非、宝塚市病院で、一緒に切磋琢磨してがんばりましょう。