私は、看護師になって2年目のときに白血病の患者さんを受け持ちました。その方は当時高校生で、一旦寛解しましたが再発し、その後数年間の闘病生活を得て亡くなられました。亡くなられるまでの間、その患者さんは病気と闘いながら、いろんな挑戦をされました。様々な苦痛を緩和できることで、患者さんの生き方を支えられるのではないかと感じ、今は緩和ケア病棟でスタッフとして働いています。

緩和ケア病棟では、患者さんの苦痛の緩和につとめ、日常生活を支える援助を行っています。看取りとなる方が多いですが、症状が緩和され退院される方もいます。退院されるときに、ご家族や患者さんから、「ここにこれてよかったです。」の一言が聞ける度に、ここで働けて良かったと思います。十人十色の患者さんやご家族に、その方々に添った看護を提供できるやりがいが、緩和ケア病棟にはあふれています。残された時間をどう生きたいか、患者さんやご家族と一緒に考え、それを支えていきませんか？病棟でお待ちしています。