人間関係の基本!〜対医師編〜
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どんな職場でも働く上で避けられないのが人間関係。看護師にとっても悩みのタネです。

看護師同士の関係はもちろん、他職種の中で最も接する機会が多い医師との間でも様々な葛藤が生じます。 横柄な医師や感情に波がある医師、忙しいとテンパってしまう医師…避けて通れるものなら避けたい!というのが本音でしょう。

しかし海外の研究によると、医師と看護師が協働することが出来れば医療者自身の満足度が上がるだけでなく、 患者の死亡率や術後疼痛の低下、在院日数の短縮化など医療の質が向上することが分かっています。

医師との関係を良好にし、患者のために協働するにはどのように接すればよいのでしょうか。

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まず自分のコミュニケーションのパターンを見直してみましょう。 忙しい時、つい語調が荒くなったり、命令口調になったりしていませんか? 報告する際、脈絡なくただ情報を羅列してはいませんか?指示ごとにきちんと返事をしていますか? そもそも目を見て笑顔であいさつをしていますか?こうした行動の多くは無意識にパターン化され、 習性として身に付いてしまっています。相手を非難する前に、自分を見直しましょう。

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一緒に働く上で、医師をひとりの人間として扱っているでしょうか。 医師は業務のための道具ではありません。相手を尊重するとは、誠実な関心を寄せ、相手の立場を思いやることです。 大多数の看護師の中で、医師は孤独な医療の最終責任者です。経験が浅くとも一定の能力と責任を求められます。 やって当たり前と思わずに感謝の気持ちを持って接しましょう。 また相手の置かれている状況を踏まえた対応をすることも必要です。

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特に経験の浅い医師に対して、批判や非難ばかりしていないでしょうか。 もちろん指示に誤りがある場合にはそのままにするわけにはいきません。 しかし誤りを誤りとして指摘するのではなく、「この薬は今回、併用にしますか?」 など確認の形を取って意見を求めたり、患者や上位医師の前で指摘しないなど顔を立てたりする配慮が必要です。 患者のためという目的を意識し、自分側に誤りがあった時には、謙虚に認めて謝罪することも必要です。

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容体の急変や緊急入院などで多忙になると、つい感情に任せて言葉が乱暴になったり 意見したくなったりすることがありますが、こうした気持ちをコントロール出来る人は信頼されます。 人は慌てている時には首から肩に力が入り、肩が上がって呼吸が浅い状態になっています。 まずひとつ息を吐いて意識して肩を落とし、呼吸をおへそに収めるよう意識します。重心を下ろすようなイメージです。 普段から落ち着いて冷静に行動することを心がけるのも有効です。

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報告する際には、まず結論から話しましょう。時間が限られている中でそれほど重要でない情報を 並べられても、「で、何が言いたいの?」とツッコミたくなってしまいます。 端的な報告には、医師の視点に立ち情報を取捨選択する必要があります。正しい知識と合理的な判断力を身に付けましょう。 また、苦手な医師に対してはつい腰が引け、目を逸らして早口、見るからに“早く終わらせたい感”満載に なっていることがあります。きちんと目を見て話しましょう。


いかがでしょうか?


協働とは、共通の目標に向かって互いに対等の立場から協力し合うことです。 看護師は医師よりも下の立場だからと卑下したり、おべんちゃらを使っておだてたりする必要はありません。 逆に、自分より経験の浅い医師を見下してもいけません。互いを信頼し尊重した上で、 自分の意見を主張し相手の意見も聞き入れる余地を持つことです。

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ただ注意しなければならないのは、自分が努力して変わっても、相手もすぐに変わるわけではないということです。 ここを十分に納得しておかないと、「何よ、こっちが対応変えてあげたのに!」と逆ギレして自分も元通り、 ということになりかねません。それでは前と一緒ですね。

人が変わるのには時間が必要です。 それは自分自身を変えようと思った時に実感することでしょう。看護師として生き生きと働くために、 少しだけ努力してみませんか。



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