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ナースナースインタビュー Vol.22 地域に望まれている病院−それが誇りであり、そして使命です−|京都第二赤十字病院 看護部長 田中千代美

命に寄り添う赤十字−

「赤十字」というのを、皆さんがどのような存在として捉えて頂いているのか分かりませんが、全国どの赤十字病院であっても考え方は同じで、赤十字理念を根底に、人の苦しみや痛み、”命”というものに寄り添って活動しています。
東日本大震災の頃から災害救護活動については広く伝わってきていると思いますが、その他に国際活動、健康生活支援講習、看護師養成のための看護専門学校の運営など、赤十字は数多くの支援活動を行っている組織です。

京都第二赤十字病院の創設経緯−

京都第二赤十字病院 外観

当院の始まりは、明治45年京都御所近くに日本赤十字社京都支部常設救護所が出来たことがきっかけでした。それから時が経ち、大きな病院にしようということで現在の京都第一赤十字病院が建設され、そこに当時の救護所メンバーは移動する予定だったのですが、地域住民の方から支部療院を残してほしいというお言葉を頂き、一部の職員がそのまま京都支部療院に残りました。
その後、増床を繰り返して大きくなり、今の京都第二赤十字病院になりました。 京都第一赤十字病院が先に出来たため、「第二赤十字」という名称になりましたが、元々の発祥はこの京都第二赤十字病院なんです。
地域の皆さんに望まれて今もこの病院が残っているということは、私たちの誇りでもありますし、これからも医療を通して地域の皆さんのいのちや健康を守っていくことが、当院の使命ですね。

看護の魅力―

病院というのは毎日、非日常的なことが起きており、看護師になるとこれまでの人生で未体験のことと向き合うことになります。
病気を抱えた患者さんの身の回りのお世話をさせて頂き、同期と一緒に学びながら、時には悩むこともあります。
ですが、今まで体験したことがないことを経験し、最初は自分が患者さんに”看護”というものをさせてもらっている気持ちだったのが、患者さんの”ありがとう”という言葉や、多くの経験を経て、患者さんに育てて頂いているということに気付きます。
私自身、患者さんから頂いた言葉に励まされ、育てて頂いたからこそ、今も看護師として働き続けることができています。
―人として、看護師として成長できる ―
それがこの看護という仕事の大きな魅力だと思いますね。

PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)について−

教育風景

看護学校を卒業したばかりの方は、看護学校で習ったことと現実との乖離が大きい分、自分で考えて解決することが難しくなってきています。
そこで当院は、二人の看護師がパートナーとなってお互いを補完し、情報共有し話し合いながら看護を実践できるPNSを導入しました。導入当初は戸惑いもありましたが徐々に浸透していき、今では新人看護師が悩んでいてもパートナーが助けてくれる心強い環境となり、離職予防や時間外勤務の削減に繋がっています。
また、パートナーとなるベテラン看護師も、新人看護師のフレッシュな感性に刺激を受けて自分の看護感をもう一度振り返るなど、病棟全体の活気にも繋がっていて非常に良い雰囲気となっています。

まずは一歩踏み出す勇気を−

教育風景社会にでると大きな壁にぶつかることが必ずあります。その中で看護師は人の命に関わるお仕事なので、緊張してしまうこともあると思います。その時に壁を乗り越えようと頑張ることができるか出来ないかが大きな分かれ道です。最初から看護が楽しいと感じることはできませんし、壁を乗り越えてみないと本当の意味で看護が楽しいと思うことはできないでしょう。
看護師はどれだけ頭で考えてみても、考えたところで経験になりません。実際に体験することで得るものがあり、残るものがあるので、私はとにかく一度ぶつかってみましょうと伝えるようにしています。悩み苦しみながら乗り越えた先に、やりがいや楽しさを見出すことができるんです。
看護師になって良かったと心から思える日は必ずやってきます。その時まで、あきらめずに自分から一歩踏み出す勇気を持ち続けて頑張って欲しいと願っています。



●ナスナスでは、医師や看護師をはじめ、様々な分野で活躍されている人々をインタビューしています。また、全国の病院で働く先輩看護師検索や、電子化された全国の病院パンフレットが無料で検索から閲覧までできる業界初の新感覚サイトを通して、看護師・看護学生の就職活動と、病院の効率的な採用活動をサポートしています。



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