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ナースナースインタビュー Vol.19 “考える力”を身につけ、『患者さまを救える看護師』に|社会医療法人 大雄会 看護部長  加藤 みちよ

人に寄り添いたい…その思いはベースに。専門職として“寄り添う”には知識や技術が必要

看護師になって29年、看護学校からずっと大雄会の中で過ごしてきました。大雄会の理念は「思いやりの医療」を掲げています。医療や看護、患者さまに必要なものはきちんと取り入れる姿勢で、新しいものはもちろん、古いものも大切にしつつ必要であれば変化させることも惜しみなくできるところが大雄会の特徴です。そこが看護の基本であり、知識や技術を貪欲に求め、昔からのやり方や慣れたものに固執せず何事も柔軟に取り入れられる姿勢が必要になってきます。 学生さんや新人看護師の方から「人に寄り添いたい」という言葉をよく耳にします。では“寄り添う”ためには何が必要か考えてみてください。患者さまはただ優しいだけでなく『自分を救ってくれる人』を求めています。専門職として、看護師としてその期待に答え、そして寄り添うためにはやはり知識や技術が必要です。優しいだけでなく、何事もよく考え、自分の持っている力全てで『患者さまを救える看護師』になってほしいと考えています。

一番考えて、一番成長したとき

社会医療法人 大雄会 看護部長

入職して4年ほどして、内科病棟から外科病棟へ異動となりました。当時は本当に嫌で嫌で、泣いて訴えたぐらい(笑)看護師の仕事にも慣れて自分なりに自信が出てきた頃でしたので、今までと全く違う環境や、必要な技術もさらに覚えていかないといけない状況に、もう毎日が必死でした。でも、その時が一番看護師としても人としても成長したと今となっては思いますね。看護とは何か、目指す看護師像は、今何が不足しているのか、など本当にいろんな事を考えたし、かなり鍛えられました。その後も部署異動を重ねましたが、その都度チャレンジの気持ちで技術なども吸収してきました。新たな知識や技術の習得、それこそが『患者さまを救える看護師』への道だと考えるようになりました。看護師としての今の私があるのは、その時の経験があったからだと感じています。 いま、現場のスタッフにも部署間の異動を前向きに勧めています。なかなかすんなりとは受け入れられないようですが、「自分を成長させてくれるいい機会なんだよ」「いろんな知識を身につけることで新たな自信にもなるから」と自分の経験をもとに話してあげることができるので、せっかくのチャンスだと受け止められるように背中を押してあげたいですね。

スタッフとの関わり方

当院には毎年50名ほどの新人看護師が入職してきます。入職して少し慣れた3ヵ月か4ヵ月ごろを目安に、面談を行っています。新しい環境や習得すべき知識・技術の多さに疲れていないか、指導者との関係性に悩んでいないかなどを中心に話しをします。話す事、誰かに聞いてもらう事で自ずと答えが見えてきたり、自分の想いに気付く事もあるので、一人で抱え込まずに話す事は大切だと思っています。

大雄会の教育

『看て、触れて、考える看護』これが当院の教育のスローガンです。すべてにおいて流れ作業にせず、きちんと根拠を考えて取り組める看護師を育てたいという思いからです。 当院には教育担当看護師長がいて、彼女を中心に教育担当の師長や主任が集まって教育の企画を考えています。新年度の研修企画を練る時が一番大変で、白熱した意見交換になります。“人を育てたい”という熱い想いがあるからこそだと思っています。 “考える力”、それは何年目になっても必要になってくるものです。新人はもちろん、新人を教育する先輩たちにはもっと考えてもらいたい、相手に考えさせるには自分はさらに考えないといけないですからね。そのために教育担当チームの師長たちも、現場も見ていかないといけない中、教育についても本当によく考えてくれています。
その中で生まれたのがローテーション研修です。1ヵ月に数日間、他部署へ研修に出るんですが、大雄会は法人として病院だけでなく老人保健施設や訪問看護も運営していますので、各施設へも研修に行きます。各施設の機能を知る事で、患者様やご家族が必要とされる情報の提供ができますし、病院とは違う環境での看護の姿を体験できることも勉強になります。法人としての強みを活かして様々なことを学ぶことができることも当院の強みの一つです。

臨床の場は考える習慣を身につけられる時間

学生のうちは明確な目標やこうなりたいという理想は早い段階では出てこないでしょうし、その時々で変わってもいいと私は思っています。これからの患者さんとの出会いを一つひとつ大事にしてほしいです。学生ならではの関わり方って当然ながら学生の時にしか出来ません。技術はまだまだでも、患者さんが何を苦痛に思って自分たちに何をしてほしいと思っているのか、さらには、どういう病態でどういう症状があってどんなケアや治療、検査が必要になるかなど、患者さんについて考えることはたくさんできますよね。じっくり患者さんと向き合って考える習慣を身につけてほしいと考えています。 技術や知識は入職してからいくらでも教えてあげますから(笑)患者さんとの出会いを大切にしてください。じっくり向き合えるその時間を大切にして、看護とは何かをたくさん考えてみてください。それがきっと未来への原動力となりますよ。



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