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ナースナースインタビュー Vol.10 キリスト教精神が、真に患者中心の医療を可能にする|淀川キリスト教病院 看護部長

患者さんにとってベストな医療を追い求めて

当院は、急性期医療・救急救命医療、周産期医療、ターミナルケアの3本を柱とし、すべてにおいて「全人医療」(淀川キリスト教病院の「全人医療」とは、からだとこころとたましいが一体である人間<全人>に、キリストの愛を持って仕える医療)を前提に医療を提供しています。真に患者さんを中心とした医療を行うことは決してたやすくありません。けれども、当院の根底にあるキリスト教精神が、それを可能にしていると感じています。たとえクリスチャンでなくても、みんなが当院の医療理念を心底から理解し、見えない絆で結ばれています。当院においてキリスト教は、全人医療という大きな目標を共有し、めざすための羅針盤と言えるでしょう。

きっかけは臨床の場。自分自身が生き生きするのを感じた

「人生には看護が必要」、将来きっと役に立つのではないかと比較的軽い気持ちで看護学校に進んだのですが、卒業後に臨床の場に出て、自分が一生懸命ケアをした患者さんがどんどん回復していくことにやり甲斐を感じていきました。しかも看護にのめり込むほどに、自分自身が生き生きとしてくるのを感じたのです。遅い目覚めでしたが、現場に出て初めて「看護師としてやっていこう」と強く意識しました。

より安全で安心な医療を継続的に提供するため新築移転を予定

淀川キリスト病院

当院は2012年7月に新築移転を行います。1955年の開院以来、幾度か増築を行いましたが、より安全で安心な医療を継続的に提供するために、新築移転が決まりました。コンセプトは「チャペルを中心にした癒しの病院」。患者さんの視点で安らぎをもたらす工夫が随所に凝らされており、地域の医療をさらに充実した体制で担えるよう設備や医療機器も一新される予定です。もちろん、建物が変わっても、脈々と受け継がれてきた当院の精神は引き継がれています。エビデンスにもとづいた医療を提供すると同時に、今まで以上に患者さんに生きる価値、喜びを発見して頂けるような環境をつくりだしていきます。

大切なのは患者さんの価値観を尊重した看護

理想の看護師像は複数あると思いますが、私がもっとも重要と考えるのは「患者さんの考え方や価値観を尊重した看護」だと思います。一般社会と同様に、個々の価値観が多様化してきました。医療側の都合ではなく、インフォームドコンセントを行いつつ患者さんの希望を大切にしながら看護を行う。患者さんの尊厳を守る看護をしなければなりません。今後既成概念にとらわれない新しい動きが生まれる可能性もぐっと高まるでしょう。それは看護の世界の変化、医療界の変化、ひいては社会の変化につながる。きっと看護界にとってもプラスになると思います。

身体的にも精神的にも健康に働けるように

看護師・福田峰子

看護の役割拡大のためではなく、看護以外の仕事まで引き受けて、疲弊している看護師が多い現状に危機感を覚えています。

日本の看護師が、身体的にも精神的にも健康に働けるよう、勤務体制、仕組みを整える必要があります。一朝一夕に実現はできませんが、業務を勤務時間内にきちんと終わらせられ、休日には医療以外のものに目を向け、自分の人間性を磨けるような生活を送れるようになってほしいです。看護師が心身ともに健康でないと患者さんに十分な看護は出来ません。まずは当院からそれを実現できるよう精一杯尽力しています。

〈淀川キリスト教病院について〉
大阪府大阪市東淀川区淡路にある病院。
2012年7月には増床を伴う(現:607床から630床へ増床)新築移転が決定しており、翌年2013年春には、大阪駅周辺で最後の一等地とも言われる場所に設立される「梅北ヤード」内の健診センターの開設も決定。その他、多くの事業を拡大中。今年まさにビッグイヤーを迎える病院。




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